昨日6月26日(火)蒸し暑い梅雨の中休み、初めてIPS研究所に行ってきました。

CIRAカフェでお茶とお菓子をいただきながら、高橋淳先生のお話を聞くなんて、贅沢ですよね。
以前よりふっくらされた先生に「ストレスかな?」「お付き合いが増えたかな?」と母親のような心配をしてしまいました。

当日の模様はiPS研究所のホームページに掲載されています。

パーキンソン病に対するIPS細胞治療のお話しは
2012年に高橋淳先生にご講演をしていただいた時に
iPS細胞がドーパミンを作る 
純度の高い神経細胞を抽出する技術が必要
自分の細胞から移植できる
という内容を記憶しています。
この時の参加者アンケートに「患者・家族は大きな希望の光が差し込み、明るく生きられるようになりました。早く実用化が出来るように毎日祈っています。この病気で苦しんでいる多くの方々を助けてください」とありました。
その後、2回ご講演を聞く機会がありましたが、一般人としては大きく進展したようには感じられませんでした。
そして本日、再確認したこと
治験の申請は終わっているので、
2018年度中の実施を希望しているが、
後はゴーサインを待つだけ
ドパミン細胞は誘導するが、
パーキンソン病の発症原因を排除することではない
治験対象は年齢ではないが、
脳内の状態や重症度が関係する
「非運動症状」には効果が少ないかもわからないが、「運動症状」が改善されることで「非運動症状」に影響すると考えている
また純度の高い細胞を抽出する技術によってより安全を確認し、自分以外の人から作成した細胞を用いることで、多くの方の治療を目指すことが可能になりましたというご説明でした。
先日、数名の患者さんが「DBS(能深部刺激療法)は怖いし、嫌だけど、iPS細胞移植手術は治りそうだからやりたい!」とお話しになっていたので、このお話しをどう思われるでしょうか。多くの患者さんにiPS細胞移植手術の情報が正しく伝わるように願っています。
6年前にお会いした時に、高橋先生は患者さんの思いや希望などを熱心にお尋ねになっておられました。今も変わらず、患者さんの思いを実現するために奔走されているのだと感謝しています。
iPS細胞移植手術の早い確立を待ち望んでいます。