先日ご家族からのご相談で、パーキンソン病の症状が急に悪化して、救急搬送されたり入院を余儀なくされたり、最近まで元気に過ごしていたのにと、今後のことを不安でどうしたら良いかわからないというお話をいただきました。
急に悪化した原因は脱水と服薬不完全(入れ歯の裏に薬が入っていた)で、悪性症候群になって外出時に硬直を起こしたケース。
肺炎のために不調で入院(誤嚥性肺炎?)されたケース。
パーキンソン病は基本的に急に進行したり悪化することはないと言われています。
脱水、肺炎は原因としてよくありますが、前兆がなかったと思われがちです。
実は水分を取れていないことや、横になっているときに誤嚥をしてしまうことがあり、その状態を見つけにくいのが厄介です。
普段から水分(1日に食事以外で1~1.5㍑)を取る工夫をし、誤嚥して肺炎を防ぐために定期的に歯科検診をすること(毎食後の口腔ケアも)が大切です。
他にもお薬を時間通りにしっかりと飲めていなかったということもあります。
口の中に残っていた、飲んだつもりだった、薬の数が多くて管理ができないなど、お薬を処方されたのに、飲めていないと体は動きません。
おひとり暮らしの方は特に気を付けてお過ごしください。
急な悪化を防ぐためにも情報と知識は活用してくださいね。
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